うつ病と診断された方の多くが、自律神経失調症と同じような症状に悩んでいます。
なぜ、うつ病になると自律神経失調症になってしまうのか?
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自律神経失調症とは
自律神経は全身の各器官をコントロールする機能です。この自律神経のバランスが崩れると、体中のさまざまな機能に支障をきたして、さまざまな症状が出てきます。
自律神経失調症の代表的な症状をいかに示します。
- めまいを感じる
- 耳鳴りがする
- 立ちくらみを起こす
- 胸が締め付けれれる感じがする
- 胸がザワザワする
- 突然息苦しくなる
- 動悸が起こる
- 夏でも手足が冷える
- 下痢を起こしやすい
- 便秘がちになる
- 頻繁に肩こりを感じる
- 頻繁に腰痛を感じる
- 手のひらに異常に汗をかく
- 足の裏に異常に汗をかく
- 朝起きた時に疲労感が残る
- 十分寝ても眠いと感じる
- 悪夢にうなされる
- 金縛りにあう
上記のような症状が複数ある場合には、自律神経失調症の疑いがあります。
自律神経失調症の原因
ひとえに自律神経失調症といっても、ひとそれぞれ症状が異なるのと同じように、その原因も人それぞれことなります。
自律神経のバランスが崩れるのは、複数の原因が複雑にからみあっている場合が多いです。
代表的な原因を以下に示します。
生活習慣の乱れ
人間は本来、夜明けとともに行動をはじめ、日が沈むと休み、睡眠をとって生活してきた動物です。
しかし、過去100年ぐらい前から、照明の進化をはじめ、さらには現在では、テレビ、ネット、スマホ、ゲームなど夜間であっても様々な活動ができるようになりました。
その結果、慢性的に夜更かしをしてしまう生活スタイルを強いられることになりました。
そして、生活習慣が乱れ、人体の本来にリズムを無視したライフスタイルが自律神経失調症を引き起こします。
過度なストレス
仕事における社会的ストレス、人間関係による精神的ストレス、環境の変化など、これらの過剰なストレスが蓄積することで自律神経失調症を引き起こします。
ストレスに弱い体質
ストレスに弱い性格
環境の変化
女性ホルモンの影響
なぜうつ病になると、自律神経失調症になるのか?
先述の通り、自律神経失調症という病気は、さまざまな原因があり、人によって症状が異なります。
ただ一つ言えることは、非常に「あいまいな病気」であることです。
血液検査をしたわけでもありませんし、そのほか科学的な検査をしたわけでもありません。
医師の問診により、症状を訴えた結果、医師の判断で、自律神経失調症と診断されます。
うつ病もあいまいな病気
うつ病に関しても、自律神経失調症とおなじで、非常に「あいまいな病気」です。
一般的に、うつ病は「脳内伝達物質セロトニンの減少」と考えられていますが、病院に行って、セロトニンの分泌量を測定することは、ありません。
自律神経失調症の場合と同じように、問診の結果、医師の判断で、うつ病と診断されることになります。
自律神経が乱れるとは
自律神経失調症は、自律神経の乱れが原因と言われますが、具体的に、どのぐらいが正常であり、どのぐらいになると乱れていて異常であるという、基準がありません。
どちらが先という問題ではない
うつ病になると、自律神経失調症になる。
自律神経失調症になると、うつ病になる。
このように、どちらが先で、どちらが後という問題ではありません。
はっきりとした原因がわからないから、「あいまいな病名」として、うつ病または、自律神経失調症と診断されるのです。
本当に医師も正確なところは分かっていないのです。
あいまいな病名を診断して、あいまいな処方薬を処方されているのです。
今の治療を続けていて、本当にあなたの病気は治るのでしょうか?
まとめ
あなたがうつ病であるという科学的根拠はない
分からないから、あいまいな病名が診断される
医師も正確なとこは、分からない
だから、いつまで経っても治らない