心のグラフの川島です。
私の知り合いに、公務員の方がいます。
その方は、うつ病で2年近く休職していたのですが、その結果、辞めさせられてしまったようです。
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公務員は安定した職業
きっとあなたも一度は聞いたことがあることだと思います。
公務員は安定した職業
公務員は福利厚生が充実している
などなど。
私自身も、公務員という職業は、なんだかんだで恵まれた職業なのだと、今の今までそう信じてきました。
公務員でも辞めさせられた
今回、私の知り合いの公務員の方が、辞めさせられたという事実を知りました。
その方は、職場の過度のストレスでうつ病を発症し、仕事を続けることができなくなり、休職をとることになりました。
そして、その休職期間が2年を経過しそうになったときに、このような流れがあったそうです。
従来は、職場の直近の上司が、休職の延長の手続きをされていたようでした。
ところが、今回は職場の上司から電話連絡があり、『人事部から伝えたいことがある』という意味深な伝言があったそうです。
本人は、何か悪い知らせがあるのではないか、気が気でない様子でした。
私としては、なんだかんだ言っても公務員の生活は保障されているものだろうと思い、最悪なケースはまず起こらないだろうとたかをくくっていました。
それと同時に、やっぱり公務員はメチャクチャ恵まれた職業だな!
なんて考えていました。
人事部との面接にて
その方は、満を持して、人事部の方との面談を受けたそうです。
そして、その面談の中で交わされた言葉がこれです。
『正直、あなたは足手まといになっている』
『これ以上の休職を認めるわけにはいかない』
『これ以上、あなたが成長するとは思えない』
など、本人にとってはかなり精神的に追い込まれるような内容になったと思います。
そして、本人はこれらのプレッシャーに打ち勝つことができず、自らの意志で退職することを決意されたそうです。
うつ病だから解雇されたわけではない
ココでポイントになるのは、『うつ病を理由に解雇された。』わけではない、ということです。
ただ、会社側は、2年以上も休職している人間を、できるだけ早く、辞めさせたいと考えています。
そこで会社側としては、本人にとって、精神的に追い詰めるという作戦をとります。
どうしたら、本人の意思で退職をしてくれるのか?
それが、
『正直、あなたは足手まといになっている』
『これ以上の休職を認めるわけにはいかない』
『これ以上、あなたが成長するとは思えない』
このような、言葉による揺さぶりなのではないでしょうか?
きっとこの方も、これら言葉による揺さぶりを受けて、そのプレッシャーや、うしろめたさに耐え切れず、自ら退職することを決意されたことだと思います。
民間企業でもこの流れは同じ
今回は、公務員の方の退職事例をご紹介しましたが、民間企業においてもまったく同じながれで、本人を退職する方向に追い込んでいきます。
『正直、あなたは足手まといになっている』
『これ以上の休職を認めるわけにはいかない』
『これ以上、あなたが成長するとは思えない』
などと言われて、あなたは、
『それでも会社に残りたい!』
そう主張することが出来るでしょうか?
残念ながら、会社側からこのようなプレッシャーをかけてくるということは、会社の上層部で、退職に追い込むように指示がでていて、
この決定は、もはやどうやってもひっくり返すことができないのです。
もしもあなたが、現在休職をしているのであれば、最悪のシナリオを覚悟しておく必要がありそうです。