きっとあなたは、長年の投薬治療も虚しく、
『自分はダメな人間だ。』
と罪悪感を感じていることだと思います。
その罪悪感の正体、なんだと思いますか?
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目次
罪悪感は何が基準?
あなたが過去に挑戦してきたこと、もしくは挑戦しなかったことで、罪悪感を感じていることはありませんか?
もしも今あなたが、罪悪感を感じているのであれば、それは、
「自分の価値基準によって判断したことなのか?」
それとも、
「他のだれかの価値基準を満たすことが出来なかったのか?」
を考えてみる必要があります。
そして、その基準が自分のものではない。
つまり、後者の場合であれば、「自分が本当に信じていたのは何だったのか?」ということを考えてみてください。
自分の意志で決めたことに罪悪感を抱くことはない
あなた自身の心に正直になってみて、自分の行動になんの問題もない。ということが分かれば、『自分を責めることを辞める勇気』が出てくることだと思います。
あるいは、少なくても自分の行動に対する新しい見方ができると思います。
罪悪感の正体とは?
うつ病の人の多くに共通して言えること。
それは、非常に多くの人が、自分自身の考え方や感じ方を押し殺してまで、他人の価値観を受け入れてしまっている、ということです。
そして、他人の要求に応えることができないと、
『自分はダメだ。』
『自分はおかしいのではないか?』
と自分を責めることによって苦しんでいるのです。
大人になった私たちが抱える罪悪感の多くは、親やパートナーなどの自分にとって重要な人たちの反対や非難に関係があるものです。
たとえば、誰かが『自分はこれをやってしまったことに罪悪感を感じている』と言うとき、その人が言っている本当の意味は、
『もし、自分のやったことが親に知られたら、怒られてしまうだろう』とか、
『このことを妻にバレたら怒られるだおうな』
などということなのです。
罪悪感の原因は親からの刷り込み
たいていの人の罪悪感は、
『親に言われたことを守れなかった』、
『だから、叱られる』
という恐怖心から来ているものです。
もちろん、これは子供のころ、親から刷り込まれたものであり、そのことを大人になった私たちは気づいていないことがほとんどです。
私たちが罪悪感を感じるとき、本当はその行為を『悪い』とは思っていないはずです。
ただ、親に知れたら、きっとモメる、非難される。
という不安や心配だけの問題だと思います。
罪悪感で苦しまないために
このような罪悪感で、必要以上に苦しまないためには、あなたが、本当は同意していない他人(特に親)の考えよりも、自分の判断を尊重することが大切だということです。
他人が自分に求めていないことを、分かっているのに、それをしないで自分の考え方を優先するということは、勇気のいることだと思います。
しかし、自分の信念や感じ方を大切にし、それに基づいて行動することが、自分を尊重することであり、そのような生き方を選択することが出来たとき、自己肯定感が高まってくるのです。
無意味な罪悪感を捨て、あなたの信念を貫いてください。